「モノづくりへの貢献」をより理解する

フルサトグループにとって欠かすことのできないキーワードを集めました。 フルサトグループを紐解く手がかりがここに…。

製造業は日本のGDPの約2割を占め、産業の中で一番の規模であり、さらには他産業へも高い波及効果を持っています。近年、そのビジネスモデルは、国内で新たなイノベーションや技術によって付加価値の高い製品を開発し、拡大する海外市場で展開するといった役割分担が明確になっています。今後、モノづくりの世界はIoT(インターネット・オブ・シングス)の進展によっても大きく様変わりすると予測されます。私たちの供給する商品やサービスもこうした変化に伴い、ますます高い品質が求められるようになっています。
建物づくりにおいて、その業界はとても複雑です。皆さんも一度は耳にしたことのあるゼネコン(ゼネラルコントラクター)は、施主(工事の依頼主)から建築工事を一式で請け負い、工事における安全管理や工程管理を行います。つまり、ゼネコンは、工事の施工管理が主な仕事内容であり、実際に工事を行うことはありません。実際に工事を行うのは、ゼネコンから工事を請け負うサブコンと呼ばれる建築会社です。この建築会社にも電気工事、配管工事、内装工事などそれぞれ請け負う工程が違い、さまざまな会社があります。その中でも、フルサトグループは、建物の骨組みを専門とする鉄骨ファブリケーターと建物の配管を専門とする配管プラントメーカーをメインのお客様として、商品を提供しています。
ブレース(ターンバックルブレース)は鉄骨建築物に用いられる耐震用構造部材です。体育館やホール、ショッピングセンター、駅舎など人が多く集まる建物に広く使用されており、地震発生時に建物が倒壊するのを防ぎ、人命を守ります。フルサトグループが全国11カ所の工場で生産し、直接販売する自社ブランド「フルブレース」は建築基準法に基づく耐震用構造部材として最新のJIS規格に準拠した商品で、供給量は年間2万t以上、国内市場における占有率は60%を超える「トップシェアブランド」となっています。
配管資材とは、継手、バルブ、フランジ、パイプなどの総称で、建築物のガス管・水道管・空調管などのライフラインに使われるだけでなく、工場のプラント設備としても使われる重要な建築資材です。蛇口をひねったら水が出てくる。そんな当たり前のことも配管資材があってこそなのです。配管資材のマーケットは、その市場規模で約1兆円とも言われています。その中でフルサトグループは、配管資材の分野では後発でありながらも、今では年間60億円を売上げ、今後も注力し伸ばしていく分野として位置付けています。
家電製品やデジタル機器などをより小型で高機能にするための微細部品から、自動車や航空機、船といった移動手段、人工骨や人工関節といった生体材料に至るまで――。工作機械から生まれた製品は日常生活の隅々まで存在しています。こうした製品の良し悪しを決めるのは、工作機械の性能によるところが大きいことをご存じでしょうか。工作機械の性能が低ければ、たとえどんなに良質な素材を使用しても、精緻な図面をひいても、素晴らしい製品は生み出せません。私たちの豊かな社会には欠かせない工作機械をフルサトグループでは取り扱い販売しています。
空圧機器は工場の生産ラインや製造装置、産業用ロボットなどに組み込まれ、あらゆる産業、業種のオートメーション化を可能にしています。よく「工場は機械と油と水がなければ動かない」といわれますが、空気はそれらすべての動力源として幅広く活用されています。また私たちの身近なところでは、電車やバスのドアの開閉時に聞かれる「プシュー」というあの音も、実は空圧機器によって圧縮された空気によるものです。フルサトグループは、このように欠かすことのできない空圧機器をメイン商品として、あらゆる製造現場に供給しています。